ある日、ふとよく見ると日常の中に殺しあいがあることを知る。一人一人を調べてみる。すると、みんな出方をうかがっていることに気付く。しかし、みんな目的が違う。
その中で目的が「騙す」がいることに気付く。
そいつらは、まず標的を探す。それで少し試してみる。その人がどれだけの度量があるかを見ている。そうして合格点を取れたら家畜にする。
標的を決めたら、その家畜がどれだけ耐え苦しもうが、知らないふりをして絶対に逃がさない。
家畜が逃げようとすると、そいつらは助けるふりをする。優しく声をかけて、さも味方かのように振る舞う。本当は騙して苦しませて自分が楽をするのが目的なのに。
こんなにも身近に恐い日常があることを知る。今では自分もその中に巻き込まれている。
いつの間にか騙しあいの殺しあいが始まっていた。その際に重要なのは絶対に見ないようにしてバレてはいけない。頼りにするのは耳だけ。聞くことだけが頼り。これで全てを決めてきたし、全てが決まる。
一歩、間違えば形勢逆転に陥ることもあるし、勝てることもある。半端はない。死ぬか生きるか、どっちかしかない。
だから生きるためには殺すしかない。そうでないと、こっちが殺される。
騙しあいもしないといけない。向こうが騙してくるなら、こちらは気付かないふりをして、裏をかかないといけない。本当に汚れ仕事でしかない。辛い。
しかし、これしか生きていく方法がない。汚い場所でしか自分の居場所がないから。例え逃げたとしても、きっと見つかって殺される。戦って確実に殺していかないといけない。すごく恐い。
切に願うことは、一刻も早く穏やかな日常が欲しい。
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