白無垢の人、まだ、、、

何回も失敗を繰り返しても、私は分かっていなかった。世間知らずのまるで幼い子供のよう。ハッピーエンドなど、永遠に来ない。すがったって無いものは無いのに落ちぶれてる。

ずっと見棄てられてきた。ないがしろにされて扱いも酷かった。周りからも、みっともないと思われただろうし、実際に言われた。

私は本当に頭が悪くて、気付くのが遅い。まだ自分の事を綺麗と思って、自分を見てなかった。また自分を許してしまう。

恋愛漫画のような世界があると思っていたの。だって目に映るものは素晴らしく綺麗な世界だから分からなかったの。でも実際は甘くはない。すごく厳しい。私が見るものは汚かった。見るに耐えない、聞くに耐えない、酷く醜い世界。本当に残酷。

その世界で自分は美しくて綺麗と思って生きていたから、本当に気持ちが悪い。そうやって全てに目を背けてたら、全てが手遅れだった。考えが甘かった。もっと疑ってかかっていればよかった。また気付けなかった。

もっと早くに気付いて逃げてたら一人で生きられた。何回も失敗する。もう逃げられない。

私は裏切れないから、その手は取るけど、きっとまた棄てられる。だって何も無い、つまらない人間だから、すぐに飽きられる。

きっと、そうに決まってる。